なでしこジャパン、ワールドカップ優勝に想う

2011-07-18 (Mon) 11:03
なでしこジャパン、ワールドカップ優勝に想うこと
     〜フェアプレイの旗を掲げよう

フェアプレイワールドカップなでしこジャパンの優勝に日本中が沸いています。
私も早起きして、全試合観戦しました。
みなさんも一喜一憂したことでしょう。

全国各地のYMCAは、
こどもたちの創造性や主体性を伸長するのに適したプログラムという認識で、
サッカー活動を実施し、毎日のようにこどもたちが汗を流しています。
 
ところで、日本のサッカーが強くならないのは
「マリーシアが無いからだ」という言葉を時折耳にます。
マリーシアとは「ずるがしこさ」と訳され、
「フェイントなどで相手のウラをかき、上手に騙す」ということが本来の意味です。
しかしながら、ここで言われる「マリーシア」は、
どうやら違う意味に使われているようです。
それは「審判が見ていなければ、反則をしても良い」、
もっと言えば「反則を上手にしなければ勝負には勝てないのだ」
というような意味あいに使われることすらあるのです。
しかしそれはいかがなものでしょうか?
今回、私がなにより嬉しかったのは、なでしこジャパンが
優勝に合わせて「フェアプレイ賞」を受賞したことです。
 
プロスポーツは勝負の世界です。
勝った負けたを大切にするのは当然です。
しかしながら勝つためであれば、
いかにずるがしこくあるべきかを教えられたこどもたちは幸せでしょうか?
「サッカーは上手になったけれども、非常にずるがしこくなった」ことは
その子にとって好ましくありません。
「プロはそれで飯を食っているのだから、あたりまえ」という論にも賛成できません。
なぜならプロ選手はこどもたちにとって、憧れのスターだからです。
こどもたちの偶像であるプロが、
そのようなプレイをして勝利を手にすることの悪影響ははかりしれません。
ですから、プロでもアマチュアでも
フェアプレイの精神を掲げて正々堂々と戦うべきだと考えてきました。
当然勝ったり負けたりしますが、
本当に大切にすべきは、
(1)いかに全力を出したか、
(2)いかにフェアに戦ったか、そして
(3)自分を大切にするように他者をも気遣うことができたかだと思います。
そういう意味で今回のなでしこジャパンのフェアプレイ賞受賞は
こどもたちにとってとても大きな意味を持っていると考えています。
 
わたしたちYMCAの指導者は、サッカープログラムを通して、
こどもたちにフエアプレイの精神を伝えていこうと思っています。
サッカーの競技中のみならず、
日常の生活の中でもフェアプレイを行動原理として
生きていく人を育成していきたいと考えているのです。
それはFIFA(国際サッカー連盟)の理念とも通じています。
だから代表選でも、Jリーグでも、試合の前には
選手に先立ってフェアプレイフラッグが入場してくるのです。

2006年ドイツワールドカップの時、
全国数千の応募者の中から選ばれて岡山県立操山中学校のこどもたちが、
日本対クロアチア戦でフェアプレイフラッグをもって入場しました。
彼女たちが掲げたフェアプレイフラッグに恥じることのないプレイで
ドイツのピッチを駆け回った侍ブルーの選手たちの姿が今も目に浮かびます。
そして今回のなでしこたちの活躍は、改めてその思いを深くする機会となりました。
ワールドカップを通じて、大勢の人々がフェアプレイの精神に目覚めることを切望します。

早速岡山YMCAのロビーにフェアプレイフラッグを掲げました。
ファジアーノの選手ならびに三浦カズ選手のサイン入りです。
どうぞ、見に来てください。
 

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